インタビューINTERVIEW

なかむら歯科 神山 洋介 副院長

全然安心感が違うし、目の付けどころがさすがです。

平成15年東京医科歯科大学卒業。我孫子にあるなかむら歯科で副院長を勤める。高橋理事長とは大学時代の同級生。

神山先生は高橋先生とは大学の同級生ですね。それ以来一緒に勉強会を開催したり、時にインプラント治療に共に臨んだりと、お互い研鑽を積まれてきたかと思います。その神山先生は、高橋先生のインプラント治療をどのように見ていますか？

彼のすごいところは、手術の時間を可能な限り短くする「スピードある処置」であったり、必要最低限の歯茎しか開かない「低侵襲な治療」であったりと、「患者さんをいかに楽にさせてあげるか」ということを強く意識しているところです。

私たちは、卒業して数年後からずっと一緒に勉強会をやったり、多くの著名な先生のところに一緒に行って勉強したりしてきました。お互いの治療をそばで見たり、ケースを話し合ったり、発表し合ったりしてきて感じることは、高橋先生が一番意識しているのはそういう「患者さん目線」だということです。

誰もね、切られたくないし痛い思いもしたくない。時間やお金もかかる。そして、実は私たちもそのような治療をさせたいと思ってやっているわけでは正直ない。そういった想いを胸に、患者さんに寄り添っているドクターなんだと思います。

そのような想いを持って手術に臨む高橋先生ですが、処置がとにかく速い。そこは他の先生と比べて、すごいアドバンテージだと思います。「丁寧でゆっくり」というのと「丁寧で速い」だったら、速いほうがいいに決まっているじゃないですか。私たちの仲間内でも、彼の速さと上手さには一目置かれています。

なるほど、患者さんに寄り添って、丁寧でスピーディーな治療をされるのが高橋先生なのですね。このように聞くと、一般的には「速くてうまい」は両立させるのは難しいと思うのですが、それをどのようにして高橋先生は成立させていらっしゃると思いますか？

そうですね。口で言うのは簡単だけど、実際に結果を出すのは結構難しくて。やっぱり、細かい積み重ねが、彼が速かったり上手だったりというところに繋がっているんじゃないかなと思います。

大学卒業から数年が経ったある時、私がこつこつと自分のクリニックや修業先の別のクリニックでやっていたら、いつの間にか彼よりインプラントの症例数が多くなっていて。そこにふと気づいたときに彼は「自分はこの道では負けられないから」と言って、当時勤めていた医院から、開業前に勤めていた安藤歯科というインプラント専門の病院に直接門を叩いて行ったんですよね。彼ね、そういう勢いが本当にある。すごい勉強に対しても貪欲だし、そういうところは人一倍すごいところじゃないのかな。貪欲だよね。負けず嫌いで口もよくない時もあるけど、やっぱり自分が認めている人とかに対しては負けたときは負けたっていうことを正直に言える。だから、そういうのは、やっぱり患者さんに対してもすごく大切な要素なんじゃないですかね。正直だよね。言い方きついけど正直なんですよ（笑）。

なるほど、その行動力や貪欲な姿勢が今の先生を形作ったのですね。そんな高橋先生と神山先生は、たまに一緒に手術の臨むと伺いました。先日も高橋先生が神山先生をアシストしたと。どのような背景から高橋先生にアシストをしてもらったのでしょうか？

手伝ってもらったのは彼が得意としているやり方のもので、オールオンフォーだったんですけど、私はそんなにオールオンフォーやってないから、以前も1回来てもらっています。これは私たちのやり方かもしれませんが、私ができることだったら呼ばれれば行くし、彼ができるものであれば、やっぱりそういう連携を取ります。意外とありそうでないんですよね、ドクター同士で。ましてや、年の近い仲間で「やってよ」って。

ライバルみたいな感じですもんね。

そうですね。別に近所でやってるわけじゃないし、極論すると別に近くでやってたっていいと思うんですけど。そういうのを頼める仲間がいるっていうのは貴重なことかなって思います。彼に頼れるっていうところはすごく安心感があるし、認めているところかなと思います。非常に特殊な技術だから、誰でもできるわけではないですし。私もインプラント自体は長年経験もしているし、数もやっているんで、やればできるとは思います。しかし、実際久しぶりに来て手伝ってもらいましたけど、全然安心感が違う。やっぱり彼の目のつけるところはさすがだし、技術力が凄いなというのはすごく感じましたね。また、あるとしたら来てもらおうと思います。

結局、自分ができるからやるのもいいんですけど、さっきも言ったようにずっとそれに特化してやっているわけだから、そういう得意分野を持っている人は得意分野、専門性を分けてその人にやってもらったほうが患者さんは安心ですよね。