歯科医師DOCTOR

担当医:高橋 洋平

院長:高橋 洋平

略歴

1990年 川越市立大塚小学校卒業
1993年 川越市立城南中学校卒業
1996年 海城高等学校卒業
2003年 国立東京医科歯科大学歯学部卒業
2004年~2013年 東京厚生年金病院歯科口腔外科研修医
埼玉県桶川市ノーベルデンタルクリニック勤務
同分院プライム歯科クリニックにて分院長
安藤歯科インプラントセンター勤務
USC(南カリフォルニア大学)短期留学
2013年 みらくる歯科クリニック開院

学会等

  • 日本口腔インプラント学会(専修医)
  • GIRC(総合インプラント研究センター)
  • JAID(Japanese Academy for International Dentistry)
  • Y’s Dental Study Group会長

担当医高橋からインプラントを検討されている方へメッセージ

インプラント治療はあくまでも「手段」。「目的」を忘れない。

1952年、ブローネマルク先生によって「オッセオインテグレーション」という「チタンが骨と結合する現象」が発見されました。それをもとに1960年代から半世紀以上にわたり様々なインプラントが開発研究され、インプラント治療も成熟期を迎えております。

しかし、大事なことはインプラント治療はあくまで「手段」であり「目的」ではないということです。

そもそもの歯を失った原因を解明せず、口腔全体で考えずにただ欠損部位にインプラントを埋めこむだけでは何も改善しませんし、また新たなトラブルを生むだけです。

そのため、まず「どうしてそこの歯を失ってしまったのか?」「その原因は何か?」を徹底的に解明し、次にそこの欠損部位をどうするのかを考えます

目的から考えると、インプラント治療を”しない”もあり得る。

少し具体的に言うと、歯並びが悪くて、そこでしか噛み合っていない歯がありました。その歯が過剰負担により折れてしまいました。そこでそのままそこの部位にインプラントを入れたとします。

すると新しく埋め込んだインプラントの歯もまたそこでしか噛めないので、上物が壊れてしまうか、インプラント体が脱落してしまうリスクが高まってしまうと言うわけです。もし歯並びが悪くてある歯を失ってしまった場合には、インプラント治療をする前に、歯並びを直すいわゆる「矯正治療」をする必要があるわけです。同様に、歯周病によって歯を失った場合には、インプラント治療の前に、歯周病の治療をする必要があります。

さらに言うと、矯正治療をすることでインプラント治療をする必要がなくなることもよくあります。例えば、ある歯を失ってしまって、そこにスペースができました。しかし、その隣の歯は元々スペースがなくてガチャガチャな歯並びでした。そうしたら、そのできたスペースにガチャガチャの歯を移動してあげれば、インプラントせずにきれいな歯並びにすることができます。

移植治療も同様です。「奥歯を1本失ってしまいましたが、幸いにも機能していない親知らずが残っています」と言う場合、その親知らずを抜歯して、失った部位に移植してみることもあります。インプラント治療ほどの成功率ではないですが、それも立派な選択肢の一つだと思います。

インプラント治療があくまで手段の一つ」と言うことがわかっていただけたでしょうか。

インプラント治療の本質は、欠損した歯の周りにある、残っている歯の保護。

もう一つ。インプラント治療の本質は、あくまで欠損部位の穴埋めではなく、その他の自身の歯の保護になります。

具体的に言うと、奥歯を失ってしまって、義歯(入れ歯)を作ったとします。これで食事をするときは奥歯を使えるようになります。

しかし、人間が1日のうちで一番噛む力がかかるのはいつだと思いますか?食事中でしょうか?違います。睡眠中なのです。単純にお食事の時間と睡眠の時間をどちらが長いかを考えていただければわかると思います。

しかしながら、義歯(入れ歯)は基本的に寝る時に外さないといけません。なので、失った奥歯の手前のご自身の歯は寝ている間ずっと噛む力を負担しないといけなくなります。さらに食事中はそこにバネがかかり揺らされてしまいます。まさに踏んだり蹴ったりです。こうしてまた新たにもう1本歯を失うリスクにさらされてしまうのです。

インプラントをすることで睡眠中も噛む力の支えになります。そこの穴埋めになるだけでなく残りの歯を守ることにつながるとはそう言うことです。

インプラント治療を信頼し、自分の母親にも4本埋入した。

30年後か50年後かわかりませんが、インプラントに変わる新たな治療法が出るかもしれません。ただ残念なことに、欠損補綴において現代の医療でインプラント治療に変わるほどの治療法はできておりません。なので現時点でできる精一杯の力でインプラント治療をするしかないのです。

実際、私は自分の母親にも4本のインプラントを埋入しました。私の身内。大切な母親にもインプラント治療をすると言うことが、私がインプラント治療を信頼しているという確かな証になると思います。もちろん7年経過した現在も経過良好です。

いろいろ述べさせていただきましたが、インプラント治療は素晴らしい治療です。しかしあくまで選択肢のひとつです。じっくり話し合って最良の方法を選んでもらいたい

その想いをしっかり伝えていければと思います。よろしくお願いします。

医療法人一洋会
  みらくる歯科クリニック
院長 高橋洋平

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